神戸市灘区の森好徳税理士事務所、税金・経営・相続・不動産のことなら 電話078-385-3496

■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■ニセ税理士の根絶にご協力ください

 私たちの業界ではしばしば問題になることなのですが、世の中には「ニセ税理士」なるものが存在します。ニセ税理士とは税理士の資格を持たない人間が税理士行為を行うことで、多くの場合税理士が寝たきりになったり死亡したあとで税理士資格を持たない子供や職員が従来通り事務所を経営しているようなケースや、税理士事務所に勤務していた人が在職中や退職後にその税理士事務所の顧客の申告を引き受けるようなケースです。

 ニセ税理士は当然ながら税理士の資格を持っていませんが、きちんと資格を持って税理士会に登録をしている税理士でなければ他人の申告書を代理作成したり、税務相談を行うことはできません。これは依頼者からお金を貰う・貰わないにかかわらず税理士法(第2条)という法律で禁止されており、ニセ税理士行為は立派な犯罪です。

 ところが税理士事務所では資格を持っていない職員が顧問先の決算や申告の打ち合わせ、申告書の作成まで行ってしまって税理士本人が顧問先と打ち合わせを行わないケースがとても多いので、ついつい顧問先様は担当者の事を「資格を持っている税理士」だと勘違いしてしまって彼らのことを「先生」と呼んでしまうことも決して少なくありません。

 また時々税務署がこういう税理士事務所の職員のことを「先生」と呼ぶことまであるので、顧問先や税務署から先生呼ばわりされることで職員自身が自分の事を税理士だと思い上がって部外者に対して「税理士の○○です。」と名乗ったり、名刺を作って配るケースまで出てきてしまいます。

 そういうニセ税理士は言葉巧みに納税者にすり寄ってきます。「経験豊富で税務署ともパイプがあるから税金を安くしてあげる。」「料金は安くてイイですよ。」「そんな問題、こうすれば簡単に税金を安くできます。」「あの事務所なんかより私の方がずっとなんでも知っていますよ。」・・・、納税者から見ればとても魅力的なトークを使って近づいてきます。そして彼らは本当の税理士よりも自分達の方が税金の抜け道をたくさん知っていて、依頼者にとってどれほど融通のきく存在であるかをアピールします。

 しかしなぜ彼らニセ税理士は本当の税理士よりも「節税」(ニセ税理士が行う「節税」は多くの場合「脱税」のこと)や「安さ」を魅力的に語ることができるのでしょうか?その理由は一言で言って「ニセ税理士は責任を取らないから」です。いくらかっこいいことを言って実務経験が豊富であったとしても、ひとたび問題が起きるとニセ税理士はそそくさと逃げてしまいます。責任を取らないからこそ、税金を不当に安くしためちゃくちゃな申告書を作成してもニセ税理士は平気なのです。そしてその問題の責任はどうなるのかと言えば、結局ニセ税理士に申告を頼んだ納税者自身が負わなければならなくなります。

 ニセ税理士はこのように責任を取ることができないので、普通申告書に名前や印鑑を押すことはありません。しかしニセ税理士の応用型になりますと、実在する税理士の名前と判子だけを借りてニセ税理士が申告を行うケースもあります。そして依頼者から受け取る料金の一部を「判子代」としてその税理士に渡すのです。こうなりますとこのニセ税理士が実際に判子を押している税理士の事務所の職員なのか、それとも部外者なのか誰にも分からなくなりますから状況は複雑です。しかしやはり申告に何か問題が起きると、当然ながら判子を押した税理士はニセ税理士のミスの責任など取りたくありませんから大きな問題になります。

 このように世の中にはいろいろなニセ税理士のパターンがありますが、いずれにしてもニセ税理士に申告や税務相談を頼むことで被害を被るのは依頼者自身です。甘い言葉でニセ税理士がすり寄ってきても依頼者の利益になることはほとんどありません。それにニセモノとお付き合いすることを良しとすることはご自身もニセモノであることを意味しますので、物事の考え方からして決して良いことではありません。ですから依頼者様ご自身のあらゆる利益を守るためにも税務申告や税務相談はきちんと資格を持っている税理士にご依頼なさってください。

 またこういったニセ税理士を世の中から駆逐してしまうためにも、顧問先様には税理士事務所の職員と申告業務を進めるだけでなく、ぜひ年に何度かはご自身の申告書に名前が書いてある税理士本人と直接お会いになって、その税理士とお話をしていろいろな報告や相談をしていただきたいと思います。こうやって直接顧問先様と税理士が打ち合わせることがニセ税理士行為をなくす最も効果的な対策だと私は思っています。

 ところでニセ税理士が税理士にとってなぜ迷惑なのかという理由は、もちろん本来我々の顧客となるべき納税者を不当に奪っているからという理由はありますが、そのほかにニセ税理士は「ニセモノ」のくせにまるで本物の税理士のように振る舞って一般の方からは区別がつかないため、彼らの悪行やレベルの低い仕事のせいで税理士の社会的評価まで悪くなってしまうからです。

 納税者の皆様からの税理士業界への信頼をより強固なものにするためには、税理士自身のレベルアップを図るとともにニセ税理士を世の中から根絶することがとても大切だと思っています。税理士業界がニセ税理士行為に対して従来よりも厳しい態度で臨むだけでなく、顧問先様と税理士が一体となってニセ税理士排除に対する強い意識を持つことがより大きな効果を生むと思いますので、ご依頼者様のご協力をぜひともお願いしたいと思います。

 ちなみに今は日本全国の税理士をこちらのサイトで検索することができます。名前が分かっていれば漢字や読み仮名で検索できますので、こちらを使うと本物の税理士かニセ税理士か容易に調べられてとても便利です。もしご自身の申告を行っている人がよくよく調べたらニセ税理士だと分かった場合や、ニセ税理士らしき人物が接触してきた、あるいは怪しいビラや広告などを見かけたらお近くの税理士会にぜひご連絡ください。

 ニセ税理士行為は犯罪であり、依頼者の利益になることはありません。ニセ税理士は口も上手いのでつい騙されがちになりますが、ニセ税理士に頼んで損をするのは結局依頼者です。たとえ安くて融通が利いても所詮ニセモノはニセモノです。ただ単にごまかして依頼者を騙し続けているだけです。ニセ税理士はその存在そのものがウソでまがい物なのですから、そんな詐欺師のような人間と付き合っていると依頼者にもロクな事がありません。そんなニセモノの口車になど乗らないで、どうかまっとうに税理士に頼んで申告を行っていただけるようにお願いいたします。

 → 森税理士事務所ホームページ 

関連記事

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

プロフィール

森税理士事務所

Author:森税理士事務所


 「親しみやすい税理士事務所」を実現できるよう、日々業務を行っています。

 税金に関するちょっとしたご不明点などでしたら、いつでも無料でご相談を行っています。

・お問い合わせフォーム または

・電話 078-414-8087
(10時-18時 土日祝休)

からお気軽にご連絡ください。

検索フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。